デジタルな時代がやって来た
ライカLマウント,アライアンス パナソニックの単焦点レンズ Sシリーズ。:2023/Jun/11
LUMIXのレンズラインナップにはS ProレンズとSレンズの2系統が有って、Sレンズはユーザビリティがとても高いシリーズだと思います。 今回購入した「 F1.8単焦点シリーズ 」は18mm・24mm・35mm・50mm・85mmの5本が発売されていてレンズの明るさがf1.8に統一されています。 その他にサイズ(最大径Φ73.6mm、全長 約82.0mm) ・フィルター径(Φ67mm)・フォーカスリングの位置・AF/MF切替スイッチの位置等も共通です。
LUMIX S 18mm F1.8
LUMIX S 24mm F1.8
LUMIX S 35mm F1.8
LUMIX S 50mm F1.8
LUMIX S 85mm F1.8
賢明な方は気が付かれると思いますが、Leica SLシリーズにも大きさや外観そして操作系を共通のプラットフォームで揃えた単焦点 “Apo Sumicorn SL Line” シリーズが存在します。 28mm・35mm・50mm・75mm・90mmの5本が発売されています。24mmと21mmの2本が開発予定とされています。 価格的に考えてもライカの「Apo Sumicorn SL Lineシリーズ」と単純に比較する事は意味の無いことですけれど、Lumix Sレンズ「F1.8単焦点シリーズ」も開発コンセプトはライカと全く同じです。 レンズの最大径が大体Φ73mmで全長102mmに近いサイズ感も似ていますし、フィルターの径に至ってはライカもLumixも同じΦ67mmです。 但し重量はLumixが圧倒的に軽いでのです。「Apo Sumicorn SL Lineシリーズ」が700g台で、その半分以下の300g台です。 この軽さでマイナス10℃の耐低温設計や防塵・防滴仕様も備えているのですから言うことありません。多分レンズ鏡筒素材には優れたエンジニアリングプラスチックが採用されているのだと思います。 Lumix Sレンズ「F1.8単焦点シリーズ」は4K動画で映像作品を撮られるクリエーターには使いやすいシリーズに成っているのではないでしょうか？
Panasonic (パナソニック) LUMIX S 50mm F1.8（ライカSL/TL用）
Panasonic (パナソニック) LUMIX S 50mm F1.8 スペック
■主な仕様
レンズ構成：8群9枚構成 （非球面レンズ3枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ1枚）
画角：47°
絞り羽根枚数：9 枚（円形虹彩絞り）
最小絞り：F22
最短撮影距離：45.0cm
最大倍率：0.14倍
フィルターサイズ：φ67mm
最大径×長さ：φ73.6mm×82.0mｍ
質量：300ｇ
LUMIX S 50mm はf1.8の明るさの割に軽量コンパクトな事が魅力です。コンパクトで持ち出しやすいですからポートレート撮影、街撮り等の軽快なスナップショットを撮るのに本当に便利なレンズです。
コンパクトなレンズですが、レンズ構成は8群9枚構成と拘っていて（非球面レンズ3枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ1枚）と中々の充実ぶりです。非球面レンズ3枚を採用して球面収差を抑制してEDレンズ1枚で色収差を補正、 さらにUED（Ultra Extra-Low Dispersion/特殊低分散）は蛍石レンズですから軸上色収差の補正ですね。今までに入手したLUMIX Sレンズは全てズームレンズが主体でした。 単焦点のSシリーズはS-PROシリーズに比べて普及品の価格帯なのですがとても品位の高い写りをしてくれるので僕は大好きです。
さて幾つかの作例を上げておきます。
最初の作例 バレンタインチョコレート
パナソニックのレンズに共通していると思われるのですが、Lumix Sレンズ「F1.8単焦点シリーズ」も硬い写りにはならず、柔らかですけれど丹精な画作りで、とても品位の高い描写をしてくれます。 このレンズの最短撮影距離は45cmと若干長いのですが、それでも、この大きさで撮れますし、逆にレンズのデェフォルメも小さいので、写りに好感が持てます。 赤の発色がとても綺麗ですね
撮影データ: カメラボディLumix DC-S1R 絞り開放 f1.8 ・1/60 ・ISO200 （露出測光方式 Spot撮影）（露出補正-0.66）
作例 お赤飯
この作例もワーキングディスタンスは最短の45cmで撮影しています。光量が不足気味でしたが、更にマイナス補正を掛けてAdobe PSで現像する時に若干周辺光量の落ち込み処理を行いました。ピントは画面中心に合わせています。 開放f1.8で撮っていますので、ピントの合っている範囲がとっても薄いですが、お赤飯の一粒一粒や胡麻の掛かっている画像がとても立体的です。お箸の先端が美しくボケて背景に溶け込んでいます。
撮影データ: カメラボディLumix DC-S1R 絞り開放f1.8 1/100s ISO100 （露出測光方式 Spot撮影）（露出補正-0.6）
作例 宝石箱
若干逆光気味の草木を移していますが、背景は綺麗な玉ボケが連続しています。手前の焦点のあった草木との対比がとても綺麗です。同じ単焦点Sシリーズの24mmレンズの時もそうでしたが、 宝石箱をひっくり返したような淡いパステル調のボケ味と発色はこのレンズ特有の描写だと思います。
撮影データ: カメラボディLumix DC-S1R / LUMIX S 50mm F1.8 / f1.8 1/1500s ISO100
Blog : Leica Digital 放縦懶惰ライカ日記
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ライカLマウント,アライアンス パナソニックの単焦点レンズ Sシリーズ。:2023/Jun/11
LUMIXのレンズラインナップにはS ProレンズとSレンズの2系統が有って、Sレンズはユーザビリティがとても高いシリーズだと思います。 今回購入した「 F1.8単焦点シリーズ 」は18mm・24mm・35mm・50mm・85mmの5本が発売されていてレンズの明るさがf1.8に統一されています。 その他にサイズ(最大径Φ73.6mm、全長 約82.0mm) ・フィルター径(Φ67mm)・フォーカスリングの位置・AF/MF切替スイッチの位置等も共通です。
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賢明な方は気が付かれると思いますが、Leica SLシリーズにも大きさや外観そして操作系を共通のプラットフォームで揃えた単焦点 “Apo Sumicorn SL Line” シリーズが存在します。 28mm・35mm・50mm・75mm・90mmの5本が発売されています。24mmと21mmの2本が開発予定とされています。 価格的に考えてもライカの「Apo Sumicorn SL Lineシリーズ」と単純に比較する事は意味の無いことですけれど、Lumix Sレンズ「F1.8単焦点シリーズ」も開発コンセプトはライカと全く同じです。 レンズの最大径が大体Φ73mmで全長102mmに近いサイズ感も似ていますし、フィルターの径に至ってはライカもLumixも同じΦ67mmです。 但し重量はLumixが圧倒的に軽いでのです。「Apo Sumicorn SL Lineシリーズ」が700g台で、その半分以下の300g台です。 この軽さでマイナス10℃の耐低温設計や防塵・防滴仕様も備えているのですから言うことありません。多分レンズ鏡筒素材には優れたエンジニアリングプラスチックが採用されているのだと思います。 Lumix Sレンズ「F1.8単焦点シリーズ」は4K動画で映像作品を撮られるクリエーターには使いやすいシリーズに成っているのではないでしょうか？
Panasonic (パナソニック) LUMIX S 50mm F1.8 スペック
■主な仕様
レンズ構成：8群9枚構成 （非球面レンズ3枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ1枚）
画角：47°
絞り羽根枚数：9 枚（円形虹彩絞り）
最小絞り：F22
最短撮影距離：45.0cm
最大倍率：0.14倍
フィルターサイズ：φ67mm
最大径×長さ：φ73.6mm×82.0mｍ
質量：300ｇ
LUMIX S 50mm はf1.8の明るさの割に軽量コンパクトな事が魅力です。コンパクトで持ち出しやすいですからポートレート撮影、街撮り等の軽快なスナップショットを撮るのに本当に便利なレンズです。
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コンパクトなレンズですが、レンズ構成は8群9枚構成と拘っていて（非球面レンズ3枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ1枚）と中々の充実ぶりです。非球面レンズ3枚を採用して球面収差を抑制してEDレンズ1枚で色収差を補正、 さらにUED（Ultra Extra-Low Dispersion/特殊低分散）は蛍石レンズですから軸上色収差の補正ですね。今までに入手したLUMIX Sレンズは全てズームレンズが主体でした。 単焦点のSシリーズはS-PROシリーズに比べて普及品の価格帯なのですがとても品位の高い写りをしてくれるので僕は大好きです。
さて幾つかの作例を上げておきます。
最初の作例 バレンタインチョコレート
パナソニックのレンズに共通していると思われるのですが、Lumix Sレンズ「F1.8単焦点シリーズ」も硬い写りにはならず、柔らかですけれど丹精な画作りで、とても品位の高い描写をしてくれます。 このレンズの最短撮影距離は45cmと若干長いのですが、それでも、この大きさで撮れますし、逆にレンズのデェフォルメも小さいので、写りに好感が持てます。 赤の発色がとても綺麗ですね
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作例 お赤飯
この作例もワーキングディスタンスは最短の45cmで撮影しています。光量が不足気味でしたが、更にマイナス補正を掛けてAdobe PSで現像する時に若干周辺光量の落ち込み処理を行いました。ピントは画面中心に合わせています。 開放f1.8で撮っていますので、ピントの合っている範囲がとっても薄いですが、お赤飯の一粒一粒や胡麻の掛かっている画像がとても立体的です。お箸の先端が美しくボケて背景に溶け込んでいます。
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作例 宝石箱
若干逆光気味の草木を移していますが、背景は綺麗な玉ボケが連続しています。手前の焦点のあった草木との対比がとても綺麗です。同じ単焦点Sシリーズの24mmレンズの時もそうでしたが、 宝石箱をひっくり返したような淡いパステル調のボケ味と発色はこのレンズ特有の描写だと思います。
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