ハッセルブラッドの魅力

HASSELBLAD 500CM ハッセルブラッドの魅力　

HASSELBLAD 500CM Specifications
Camera Body: One-piece daicast aluminium alloy shell with tripod socket 1/4" and 3/8" and tripod plate for rapid mounting with Tripod accessory.
Film format: 6 x 6cm or 6 x 4.5cm with accessory magazine.
Film : 120 and 220 roll-film, 70mm perforated long rolls and Polaroid film accessory magazines. Also the choice of vertical or horizontal 6 x 4.5cm and panorama format, with accessory format masks.
Film advance: Manual with built-in rapid wind crank.
Shutter & flash sync.: Between-lens-shutter with speeds form 1 sec to 1/500 sec and b, and flash sync at all shutter speeds.
Viewfinder and focusing screens: Collapsible focusing hood with flip-up 5x magnifier. Can be eplaced with accessory magnifying hood or prism viewfinders with or without a meter. Bright Acute-Matte screen, interchangeable for split-image, microprism, etc
Lens:Carl Ziess C and T* lens. Also available are interchangeable Carl Ziess CF and C lenses form 30 to 500mm and Tele Converter 2XE

　カメラやレンズは買う前から、胸が時めき、品定めをしている時も

　それはそれは、楽しいものである。一種の興奮状態なのかもしれない。

　買う前から何日も悩み、ショーウインドーの前を行ったり来たりしていたのだから、なおさらです。

　ところが今回このハッセルを買うときは少し違っていた

　何かごく当然に買うような、必然性が在って、妙に落ち着いていたのです。

　買わなくてはいけない物を、買いに来ているような、そんな買い方でした。

　馴染みに成った店に出掛けて　無理を言ってありったけを出してもらった

　カウンターに並んだ、幾つかのボディを品定めしマガジンをあちらのボディから外し

　こちらに組み合わせ、巻き戻しノブも、別の機体から外して組み合わせたり、

　５０３Ｗからミノルタスクリーンを外して着けさせたり、何台もの中古機種の中からの集合体です。

　今まで古いカメラは、経歴や戦歴が気になったりしたものですが、

　ハッセルの場合はそれが無いのです。

　やはり　道具－－－

　完全に其々の目的により、殺ぎ落とされた、パーツで完成されているからなのでしょうか？

　従って、何時もだと普通のカメラを中古で買うときは購入してから、

　クリーニングをしていると、段々愛着が沸いて来るのですが、

　ハッセルの場合は、いまだにそれがありません。

　ところが　なんとなく、何日かが過ぎて、実際に初めて使って、驚きました。

　被写体に向かい合った時に映し出される、スクェアなスクリーン像は

　非常に美しく、今までに無い新しい、感激がありました。

　レリーズ→ブラックアウト→巻き上げのリズムも、

　私に合っているのでしょうか、思ったより使いやすいのです。

　重さも機体の割には　気にならない　両手でハッセルを抱え込んで中指でレリーズ！！

　一枚を撮る時の充実感が大きいのです、当分この楽しみを味わうのでしょう。

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