HASSELBLAD 500CM Body Study
ここまで観て来られて読者は500CM Black Body が当然新しい機体で有る事がお分かり頂けたと思う。
実際に最終バージョンの固体であると思われる。
ハッセル社の 500CM Body における細かな改良は大きく分けると、ボディ内の塗装材料の変更による内面反射防止と、
ウレタンダンパー材の追加によるバックシャッター及びミラーの振動吸収になる。
５００ＣＭの後の５０３シリーズより、植毛タイプのパルパス材を内面側壁に塗布するように、改善され始めたが、
その後一部の個体でパルパス材の収縮劣化による、亀裂が見られるようである。これは機材の保管状況など扱われ方によって程度も違うようだ。
またこれまでの二つ爪フィルムマガジン勘合フックが耐久性の面で完璧とは言えず、
長年の酷使で爪が変形しフィルムマガジンとボディの勘合にガタや遊びが生じる不具合を（実際にはハンマーで叩いて強制してやる事で、改善されるのだが）、
三脚座から一体となったフィルムマガジン装着フックの形状で頑丈に改善対策している。
追記：上記画像以外にもバックドア−の処理の違いが有りますが、
Chrome Bpdyはその部分を後改造（オリジナルではない）している為、
敢えて載せませんでしたが明らかに光吸収の良さそうな柔らかな（容易に傷がつきます）繊維状の材質が分厚く塗布されております。
またフォーカシングフードや巻き上げノブについては、取り外し交換の出来る部品ですので、載せていない。
HASSELBLAD 500CMにはこれ以外にも細かな変更や改良が長い年月の間に積み重ねられていると、思われる。 お気づきになった方は、お気軽に御連絡下さい。
Webにて紹介させていただきます。
| 
